量子コンピュータの物理基盤の１つである超伝導量子回路の特性は、古典的なマイクロ波の電磁界シミュレーションで近似的に解析できる。そのシミュレーションから、どのように量子コンピュータに必要となる特徴を取り出すことができるのか。また、どのようなパラメータを出すことが量子ビットの設計において必要なのかについて講演を行う。

講師：国立研究開発法人理化学研究所　向井 寛人 様

統計解析、アンテナ素子故障解析、アクティブインピーダンス、ビームフォーミングICなどフェーズドアレイ受信機のRF特性評価について検討方法を紹介します。また、SystemVueのチャネルimpairmentモデリング機能を使用したフェーズドアレイにおける性能とコストに基づくPA選択の最適化方法を紹介します。

講師：キーサイト・テクノロジー　勝又 祥子

飽和出力から高バックオフ出力まで高効率動作を実現する増幅器としてアウトフェージング増幅器が知られている．通常アウトフェージング増幅器といえば，同じ飽和出力電力を持つ2台の増幅器が用いられる。本稿では、より大きな高バックオフを目指して，飽和出力電力の異なる増幅器を用いた非対称アウトフェージング増幅器についても解説する。これら増幅器の出力整合回路について、設計理論及びADSによる設計事例を紹介する。

講師：住友電気工業株式会社　前畠 貴 様

半導体や電子機器が高度化・複雑化している一方、製品開発においては低コスト、短納期での設計が求められます。これに伴い、設計データの再利用によって設計効率化を図る方法に注目が集まっていますが、そのためには設計データを適切に管理できる仕組みが必要です。本セミナーでは、この「データ管理手法」について解説します。

講師：キーサイト・テクノロジー　佐貫 聡信

ロバストな設計を実現するために、ADSに標準搭載されている実験計画法（DOE）を使い、回路パラメータを効率的に探索する方法を紹介します。また、歩留まり（Yield）解析やYield Sensitivity Histogramで回路の品質や感度を評価する方法についても見ていきます。応用例として、電磁界シミュレーションにも同様の手法を展開して信頼性を高めることができることも示します。

※本セミナーは4月開催のKeysight EDA Connect World Tourのセミナーと同様の内容になります。

講師：キーサイト・テクノロジー　坂口 亮